こちらでは、『3月のライオン』9巻のネタバレや感想、あらすじについてまとめています。
クセのある棋士たちがどんどん登場して盛り上がった9巻。
ついにひなたちゃんの志望校が決まります。
さらに、宗谷名人と土橋九段との名人戦の行方は!?
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※注:この記事はネタバレ要素を含んでいます。
8巻のおさらい
宗谷名人との戦いを終え、将棋に対する新たな感覚を得た零。
しかし、その盛岡からの帰り、台風の影響によって新幹線が止まってしまう。
まさかの立往生に困惑してしまう零だったが、とりあえず同じ新幹線に乗り、眠っていた宗谷名人を起こすことに。
そこで零は、宗谷名人のある病気を知ることになるのだった。
そして一方の棋匠戦では、”棋匠”柳原と島田八段との戦いが始まっていた。
お互いに2勝2敗で迎えたタイトル戦最終日。
敗れていった者たちの想いを背負って「永世棋匠」をかけて戦う柳原と、初めてのタイトル獲得に向けて全力で挑む島田八段。
”棋匠”をかけた、漢たちの戦いの幕が上がる!!!
『3月のライオン』9巻のあらすじ
9巻の内容
- 84話 夏休み1
- 85話 夏休み2
- 86話 あたらしい年
- 87話 経る時
- 88話 春が来る
- 89話 三月町の子
- 90話 死神と呼ばれた男
- 91話 家族1
- 92話 家族2
- 93話 bug
- 94話 家族3
高校の進路に悩んでいたひなただったが、零の通う「私立駒橋高校」に通いたいと考えるように。
しかし受験直前に、零の口から高橋くんの進路を聞いたことでショックを受けてしまう。
一方で、タイトルをかけた名人戦では、宗谷名人と土橋九段が戦っていた。
徹底した研究と努力を武器に宗谷名人に挑む土橋九段。
そして土橋九段と小さなころから対局を重ねてきた宗谷名人も、11度目の名人防衛を掛けて、全力で土橋九段を迎え討つのだった。
『3月のライオン』9巻のネタバレ
ついに林田先生に春が!?
零の高校で、「将科部」主催の”流しそうめん”会が行われることに。
川本家の3姉妹も零の紹介によって参加したのだが、林田先生は零の想い人を探すべく、3姉妹を観察するのだった。
しかし、林田先生の目がとまったのは、零の想い人であるひなたちゃんではなく...
滑川が登場
「立てば不吉」「座れば不気味」「歩く姿は疫病神」と揶揄される”棋界一番の疎まれ者”滑川臨也七段が登場。
相手が崖っぷちに立っている時に、実力が上昇するという謎能力を有している滑川七段を見て、横溝とスミスは過去のトラウマを思い出すのだった。
名人戦が始まる
”超努力の人”土橋九段が登場。
寝ても覚めても将棋の研究に明け暮れ、家族からも本気で心配されるほど努力を怠らない土橋九段が、名人戦で宗谷名人に挑むことに。
島田八段が、”あの人の棋譜と比べると、自分の努力など、自己満足の範疇だったのでは”と言うほど努力を怠らない土橋九段。
そんな土橋九段だが、名人戦にて、宗谷名人を3勝3敗まで追いつめることに成功する。
崖っぷちに立つ宗谷名人と、あと一勝で名人位を獲得できる土橋九段。
名人位は、一体どちらに傾くのか。
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『3月のライオン』9巻の感想
まさかひなたちゃんが零くんと同じ高校を目指すとは。
確かに、あの「流しそうめん」を体験したら行きたくなっちゃいそうですね。笑
そしてこの9巻では、気になる新キャラが二人も登場しました。
そうです、滑川七段と土橋九段です。
土橋九段は一見”ニート”っぽい感じが漂ってましたが、宗谷名人との一戦を見ていると、なんだか”研究者”っぽいなという印象に変わりました。
”宗谷名人の”研究者ですね。笑
名人戦の解説をしていた島田八段もいい味出してましたね。
土橋九段の想像を絶する努力の跡を感じながら、「自分の努力など自己満足の範疇だったのでは」と語るシーンは、ドキリとしてしまいました。
”努力”って、あくまで人と比べることで相対的に判断しがちなものだと思います。
努力家であるはずの島田八段が土橋九段の努力を見た結果、「自分はまだまだだ」と感じるシーンがあったことで、より土橋九段の凄さが読んでてビシビシと伝わってきました。
良いアシストですね。
問題は滑川七段です。
彼も何か重いものを抱え込んでそうですが、なんだか零くんがB1に昇級するぞ!!ってところで再登場しそうですね。
もしくは、B2から落ちそうな零君の義父と戦うかもしれません。
彼の今後が気になりますね。
徐々に人間味が出てきた宗谷名人や、周りの人々のために戦う零くん。
今後の展開が楽しみです。
そういえば最近、香子ちゃんが出てきていないような・・・。
※ 10巻以外のネタバレと感想は以下の記事にまとめています。
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