ゴールデンカムイに登場する老兵・土方歳三。
杉元や鶴見中尉などと同じく、少数精鋭を率いる一派のリーダーとなっています。
モデルはもちろん、日本人なら誰もが知っている幕末の雄・新撰組の鬼の副長です。
史実どおりなら80歳近い年ですが、老いてなおますます盛んな様子。
相棒のウィンチェスターと和泉守兼定を手に戦い続ける土方の、アニメ2期での見どころをご紹介します。
※ネタバレが含まれますので注意してください。
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ゴールデンカムイにおける土方歳三の過去は?
ゴールデンカムイの土方歳三は、「もし”箱館”で敗北し、受けて亡くなった土方が生きていたら?」というifを元に作られたキャラクターとなっています。
土方は箱館での敗北後、密かに難を逃れて樺戸で幽閉されることになりました。
土方に兄をあやめられた恨みを持つ犬童の策略により、犬童の異動と合わせて網走に移送されることになります。
その後30年もの長い間、網走の檻の中で生活を送ってきた土方。
外見こそすっかり老いてしまいましたが、その胸に宿る新撰組としての誇りは全く翳ることなく、むしろ若い時のままの闘志を燃やしていました。
そして、土方歳三はのっぺらぼうと共謀し、アイヌの埋蔵金の場所を受刑者たちの身体に記し、幕府復権のために動き出すのでした。
土方歳三の謎・金塊を手に入れようとする目的は?
土方歳三が何の目的で金塊を手に入れようとしているのか。
アニメ1期では、はっきりと明かされないままでした。
しかし原作では、土方はアイヌの金塊を元手に、北海道を根城とした独立国を作ることを目的としていると明言しています。
それはつまり、新政府軍に敗退した旧幕府軍の悲願でもあります。
ちなみに、杉元と鶴見が金塊を狙う理由は以下のとおりです。
- 杉元佐一の目的 ⇒ 愛した女(梅子)のために治療費用を稼ぐ
- 鶴見中尉の目的 ⇒ 独自の政権を樹立する
箱館の戦いから30年経ち、時代は明治に移っても、土方はあくまでサムライとしての意地を果たそうとしているのです。
かつての仲間はほとんど亡くなっても、一人で戦い続ける最後のサムライ・土方歳三。
愛刀・和泉守兼定を取り戻したバラガキの奮闘は、どんな結末を呼ぶのでしょうか。
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土方歳三一味のメンバーを振り返る
杉元や鶴見と同じく、土方にも協力者がいます。
まず、新撰組時代の戦友・永倉新八、そして不敗の柔道王・牛山。
同物同治を信じるマッドドクター家永カノと、各々が道を究めた強者ばかりが顔を揃えています。
さらにアニメ2期で注目したいのが、土方に憧れる夏太郎(かんたろう)という青年の加入です。
夏太郎は、OVAの茨戸編で初登場するキャラクターです。
土方と尾形の激戦が描かれるエピソードですが、残念ながらコミックの予約限定版に付属するOVAのみ収録される話で、アニメで放映されることはなさそうです。
アニメでのみゴールデンカムイを追っている人は、夏太郎登場を見逃す可能性が高いので注意しましょう。
ちなみに、この夏太郎と家永との絡みは必見です。
さらにもう一人、アニメ後半で土方一味に加入するキャラクターもいるようです。
物語が進むにつれ強さを増す土方一味に、要チェックです。
土方と永倉の絆に注目
アニメ2期では、ついに土方歳三と永倉新八の過去話が明かされます。
生き残った新撰組の二人は、北海道の地で再び集い、かつて仲間たちと共に命を賭して守ろうとした幕府復権のために動き始めました。
かつて新撰組の隊長である近藤勇に、
- 土方は茨(イバラ)のように尖ったガキ=バラガキ
- 永倉は、がむしゃらな新八=ガムシン
と呼ばれたという二人。
白石の過去話に触発された形で、バラガキとガムシンは語り合います。
現在と過去の二人が交差するこのエピソード。
特に、原作漫画では演出が素晴らしく、神回となっています。
アニメでもぜひ、見逃すことなかれ。
土方と犬童四郎助典獄の因縁の決着は
アニメ2期の土方にまつわる見どころを語る上で、犬童典獄については欠かすことが出来ません。
箱館の戦いで兄をあやめられた犬童は、土方を恨み、土方を網走に長年閉じ込めてきました。
しかし、犬童は土方をあやめることはしませんでした。
土方をあえて生かし、その瞳が絶望に染まるまでトドメをささないと決めていたのです。
その執念深さたるや、恐ろしいほどです。
しかし、大きな大義を持つ土方の瞳は、どれだけ老いても決してかげることはありませんでした。
網走に再び向かう土方にとって、犬童は決着をつけねばならない相手です。
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